2012年5月14日月曜日

金先物市場の行方 聖書預言の行方/ウェブリブログ


SPDRゴールド・シェアが金ETFの8割のシェアを持つそうです。金ETFというペーパーゴールドは、現物の受け渡しという煩わしさが無い事をウリにしています。SPDRゴールド・シェアは、証券発行時にその裏付けとなる金を、主にLBMАという金現物市場から購入しているのです。しかしこれだけの金バブルによる価格高騰なので、当の現物をどこから調達しているのか?という疑問が生じます。2008年の金取引高は20兆ドルを越えていて、世界のGDPの3/1にもなるのです。恐らく現物市場から購入されたとする金塊は、タングステンの可能性が高いでしょう。

●ワシントン合意とは?
ワシントン合意というのは、1999年9月のIMF(国際通貨基金)の総会で、ヨーロッパの中央銀行15行※で合意された、「金(ゴールド)」の売却と貸し出しに関する協定のことです。このワシントン合意の主たる内容は、次のようなものです。
■欧州の中央銀行15行は、外貨準備には従来どおり「金」を利用する。
■市場に売り手として参加しない。
■決済済みの「金」売却は、今後5年間にわたり、年間400トン以下とする。
■鉱山会社への「金」リースを制限する。

2012年5月5日土曜日

「作者の死」後、現代文学の可能性を探る 〜アントワーヌ・コンパニョン 『文学をめぐる理論と常識』〜 - † VANILLA PLIEST †


Johannes Linder & Jakob Wiechmann

コレージュ・ド・フランスで文学理論を教えるアントワーヌ・コンパニョンは、文学だけでなく芸術を楽しみ、また加担しようとする全ての読者にとって重要な理論家である。
このページでは、彼の「文体」論と、「作者」論の二つについて記録しておく。
(同じ著者のボルヘス論についてのページはこちら)

○ 「文体」論

アリストテレスは『弁論術』の中で、「ある語を他の語で置き換えることが、より高尚な形式を文体に与える」と述べている。
これを受けて、コンパニョンは以下のように述べている。

「一方に、本来の語に密着した、明快ないし低級な文体があり、他方には、偏差と置き換えを活用して、"言語に奇異な特異性を賦与する"エレガントな文体がある」

彼によれば、文体原理とは以下の二つで要約される。

� 偏差(既成の用語、表現からの置き換え)
� 装飾(衣装、化粧、戯れ、ダンス)

この二つはアリストテレス以来の修辞学における基礎である。
つまり、目下ここで文体=装飾のための偏差という定式が成立する。
判り易くいえば、「今日、雨だったんだけどさ、会いに行ったよ」という表現があるとして、この一つの文章をいかに美しく、或いはいかに多様に変換できるか、といった技術と文体は不可分離的である。
文体の本質はこのように定義されるが、アリストテレスは文体を三種類に分けていた。

� スティルス・フミルス(単純な文体)
� スティルス・メディオクリス(節度ある文体)
� スティルス・グラウィス(高尚かつ崇高な文体)

しかし、これはあまりにも曖昧な分類であって、多様な文体にこの三種類では対応できない。
修辞学(レトリック)の伝統は、著者によれば『弁論術』以後途絶えており、それが文体論(スティリスティック)として蘇生したのは19世紀においてである。
文体を装飾性として認識した代表的な理論家にはリファテールがいる。

「文体とは、意味を変質させることなく、言語活動によって伝達される情報に付加される強調(表現上の、感情的な、美学的な)である」リファテール

著者は文体における諸説を様々紹介しているが、結論が重要である。
コンパニョンは以下のようにまとめている。

2012年5月1日火曜日

世界キリスト教情報:2007年10月


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   (c)世界キリスト教情報   連絡先E-mail:cjc-skbr />====================================
  2007年10月29日(月)   第876信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼貧富の差拡大は新しい「奴隷」制、と改革派指導者
   ▼欧州会議上級職員がアレクシー二世発言に疑念
   ▼「暴力のない世界」を主題にナポリで異宗教間サミット
   ▼比司教3人がアロヨ大統領辞任を要請
   ▼中南米でのエイズ拡大、教会の避妊禁止も一因とUNAIDS
   ▼米マリブ長老教会、大火で消失、現地での再建決意
   ▼インドで修道女2人が事故死
   ▼ドイツ東部で750年前の巨大な教会が台車で移動
   ▼ポルノ反対運動家が十字架のキリスト像撤去求める
   ▼キム・レウォン、「日曜日は教会に」条件に撮影契約
     ▼《情報レムナント》
     ▼《メディア展望》

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◎貧富の差拡大は新しい「奴隷」制、と改革派指導者