2012年6月4日月曜日

日本福音ルーテル帯広教会:こころの休憩室


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帯広教会テレホンサービス

こころの休憩室

帯広教会 古財克成牧師

No.084

2012年5月14日月曜日

金先物市場の行方 聖書預言の行方/ウェブリブログ


SPDRゴールド・シェアが金ETFの8割のシェアを持つそうです。金ETFというペーパーゴールドは、現物の受け渡しという煩わしさが無い事をウリにしています。SPDRゴールド・シェアは、証券発行時にその裏付けとなる金を、主にLBMАという金現物市場から購入しているのです。しかしこれだけの金バブルによる価格高騰なので、当の現物をどこから調達しているのか?という疑問が生じます。2008年の金取引高は20兆ドルを越えていて、世界のGDPの3/1にもなるのです。恐らく現物市場から購入されたとする金塊は、タングステンの可能性が高いでしょう。

●ワシントン合意とは?
ワシントン合意というのは、1999年9月のIMF(国際通貨基金)の総会で、ヨーロッパの中央銀行15行※で合意された、「金(ゴールド)」の売却と貸し出しに関する協定のことです。このワシントン合意の主たる内容は、次のようなものです。
■欧州の中央銀行15行は、外貨準備には従来どおり「金」を利用する。
■市場に売り手として参加しない。
■決済済みの「金」売却は、今後5年間にわたり、年間400トン以下とする。
■鉱山会社への「金」リースを制限する。

2012年5月5日土曜日

「作者の死」後、現代文学の可能性を探る 〜アントワーヌ・コンパニョン 『文学をめぐる理論と常識』〜 - † VANILLA PLIEST †


Johannes Linder & Jakob Wiechmann

コレージュ・ド・フランスで文学理論を教えるアントワーヌ・コンパニョンは、文学だけでなく芸術を楽しみ、また加担しようとする全ての読者にとって重要な理論家である。
このページでは、彼の「文体」論と、「作者」論の二つについて記録しておく。
(同じ著者のボルヘス論についてのページはこちら)

○ 「文体」論

アリストテレスは『弁論術』の中で、「ある語を他の語で置き換えることが、より高尚な形式を文体に与える」と述べている。
これを受けて、コンパニョンは以下のように述べている。

「一方に、本来の語に密着した、明快ないし低級な文体があり、他方には、偏差と置き換えを活用して、"言語に奇異な特異性を賦与する"エレガントな文体がある」

彼によれば、文体原理とは以下の二つで要約される。

� 偏差(既成の用語、表現からの置き換え)
� 装飾(衣装、化粧、戯れ、ダンス)

この二つはアリストテレス以来の修辞学における基礎である。
つまり、目下ここで文体=装飾のための偏差という定式が成立する。
判り易くいえば、「今日、雨だったんだけどさ、会いに行ったよ」という表現があるとして、この一つの文章をいかに美しく、或いはいかに多様に変換できるか、といった技術と文体は不可分離的である。
文体の本質はこのように定義されるが、アリストテレスは文体を三種類に分けていた。

� スティルス・フミルス(単純な文体)
� スティルス・メディオクリス(節度ある文体)
� スティルス・グラウィス(高尚かつ崇高な文体)

しかし、これはあまりにも曖昧な分類であって、多様な文体にこの三種類では対応できない。
修辞学(レトリック)の伝統は、著者によれば『弁論術』以後途絶えており、それが文体論(スティリスティック)として蘇生したのは19世紀においてである。
文体を装飾性として認識した代表的な理論家にはリファテールがいる。

「文体とは、意味を変質させることなく、言語活動によって伝達される情報に付加される強調(表現上の、感情的な、美学的な)である」リファテール

著者は文体における諸説を様々紹介しているが、結論が重要である。
コンパニョンは以下のようにまとめている。

2012年5月1日火曜日

世界キリスト教情報:2007年10月


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   (c)世界キリスト教情報   連絡先E-mail:cjc-skbr />====================================
  2007年10月29日(月)   第876信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼貧富の差拡大は新しい「奴隷」制、と改革派指導者
   ▼欧州会議上級職員がアレクシー二世発言に疑念
   ▼「暴力のない世界」を主題にナポリで異宗教間サミット
   ▼比司教3人がアロヨ大統領辞任を要請
   ▼中南米でのエイズ拡大、教会の避妊禁止も一因とUNAIDS
   ▼米マリブ長老教会、大火で消失、現地での再建決意
   ▼インドで修道女2人が事故死
   ▼ドイツ東部で750年前の巨大な教会が台車で移動
   ▼ポルノ反対運動家が十字架のキリスト像撤去求める
   ▼キム・レウォン、「日曜日は教会に」条件に撮影契約
     ▼《情報レムナント》
     ▼《メディア展望》

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◎貧富の差拡大は新しい「奴隷」制、と改革派指導者

2012年4月29日日曜日

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2012年4月25日水曜日

鉄の歴史


鉄の歴史

ページの最終校正年月日 :

鉄の歴史

通常、例えば「数学史」と言えば、「ヨーロッパの数学史」のことを意味します。 これは他の国が現代化の過程の中でヨーロッパの数学を踏襲したからです。 「和算」も数学の歴史の中に入るかもしれませんが、これは別に扱うのが普通です。 現代に影響を及ぼしていないからです。同様に「鉄の歴史」と言えば これは「ヨーロッパの鉄の歴史」となります。以下主にこれについてまとめたものです。

「鉄の歴史」は世界の現代化において色々影響がありますが、 ある程度製造法の変遷などを理解していないと、歴史の理解が困難であろうと思われます。 例えば、英国の産業革命はコークスによる高炉から錬鉄の製造を始めた 1754 年に始まると考えたほうが 自然で、また産業革命を通して、錬鉄の製造が主役であり、鋼の製造は脇役でしかなかった などの事情を理解するには「錬鉄」とはどのようなものであったのかを理解していないと、 そもそも英国における産業革命の姿が目に見えてこないと思われます。 日本語の検索エンジンで「英国の産業革命」を検索すれば、 ものすごく多くの記事が検索できますが、当時の英国の産業を支えた「製鉄」のことには ほとんど記載がありません。だから日本人は何も知らずに「英国の産業革命」を議論していると 言ってよいと思われます。

産業革命における製鉄法に関しては、とりわけヨーロッパには身近に 多くの産業遺跡がありますから、その理解は比較的に容易であろうと 思われます。反面、日本人には雲をつかむような話ですから、 誤解が多々あるのではないかと思われ、 また全体像を理解することもかなり困難となります。 ここでは英語版の Wikipedia から関連する項目を列挙して、 歴史に直接ないしは間接的に関連する内容を部分的に翻訳をして、 理解の助けとしたいと思います。 なお、英語版の Wikipedia では中国の製鉄の歴史に関しても説明を加えているので、 その点も理解することになります。残念なことですが、日本ではほとんど語られていないことばかりです。 日本は製鉄に関してもほとんど中国の影響を受けていない。

製鉄に関して混乱を招く原因の一つに、 「鉄を鍛える」あるいは「鉄を鍛錬する」という日本語があります。 日本古来の「たたら製鉄」ではハンマーを使って鉄をたたく作業を 「鉄を鍛える」あるいは「鉄を鍛錬する」と言いますが、これは単に 不純物を除去する作業です。昔の日本人は作業の意味するところを知らなかったのです。 しかし、以上の事実は日本の文化の中に組み込まれており、 そのため辞書の類がすべて信用できないことになっているという結論になり、 また英和辞書に依存している文書にも基本的な間違いがあることが鮮明となりました。 これはヨーロッパの製鉄法を理解することから明らかとなる事実です。

ヨーロッパの製鉄に関しては最初の 4 つの項目を読めばだいたいのことがわかります。 その中に登場することの詳細が、それに続く項目です。英国の製鉄産業は産業革命に 至って爆発的なものとなります。とはいっても今日の製鉄産業と比べれば余り大したことがありませんが、 ヨーロッパ以外の国と比較するとその違いが顕著であると思われます。しかし、このような違いを 生じるきっかけがヨーロッパ中世にあり、とりわけ 12 世紀ルネッサンス以後に あるようなので、「中世ヨーロッパの技術」も最後につけてあります。 「加工硬化」も追加していますが、これは日本の昔の「包丁」の製造方法が加工硬化によるものであることが わかり、仕組みをある程度理解しているほうが良いと思われたためです。

英国で産業革命が成功した一因がその自由な環境にあると色々な個所で指摘されているので、 清教徒革命のことを調べようとしましたが、英語版の Wikipedia にはこの項目がなく、「三王国戦争」 として扱われていることに気づき、これも付け加えることにしました。製鉄に関しての ヒントはなかったのですが、「三王国戦争」の終了後およそ 100 年を経た後にコールブルックデール で錬鉄の生産が始まり、「社会環境の変化が産業構造の変化に影響を及ぼしている」 と推測することは可能なようです。

なお、以下のページの幾つかはインターネット接続が ADSL 以上でないと表示できません。 グーグルやヤフーの地図をページに張り付けているためです。ステータスバー (ブラウザーの一番下の個所) の 表示を注意してください。インターネットエクスプローラでは地図が完全にダウンロード されるまではフリーズしたような状態になります。ファイア・フォックスの方がはるかに快適です。

  1. 塊鉄炉 (bloomery)
    (最も古くから最も普通に使用されたありふれた製鉄炉、どこの文明にもある。日本は異常な例外)
  2. 錬鉄 (wrought iron)
    (塊鉄炉から製造された鉄でスラッグを含む、不純物はほぼスラッグに含まれ残りは純粋な鉄)
  3. 高炉 (blast furnace)
    (鉄を溶融するために爆風を吹き込む炉のことで、もともと「背が高い」意味はない。 直接できる鉄は炭素を吸収しすぎた鋳鉄)
  4. 鋼 (steel)
    (鋼を作る一番簡単で最も普通な方法は鋳鉄と錬鉄を混ぜて溶かすこと(るつぼ鋼)、 溶かす際にフラックスを入れれば精錬される。 西洋人は鋼の製造に「るつぼ」を使用したが、この単純な鋼の製造方法に気がつかなかった)
  5. トリップ・ハンマー (trip hammer)  (ハンマーは製鉄の歴史で重要な役割)
  6. 杜詩 (Du Shi)   (中国で「ふいご」の動力に水車を最初に使った人)
  7. トロンプ (Trompe)  (現代のコンプレッサーの御先祖)
  8. オスモンド工程 (Osmond process)  (銑鉄から錬鉄を生成する工程)
  9. 精製炉 (finery forge)  (銑鉄から錬鉄を生成する工程)
  10. オアグラウンド鉄 (oreground iron)  (質の高いスウェーデンの錬鉄)
  11. セメント工程 (cementation process, 浸炭工程)  (錬鉄から気泡鋼へ)
  12. るつぼ鋼 (Crucible steel)  (気泡鋼を「るつぼ」で溶かす、西洋の「るつぼ鋼」)
  13. ヘンリー・コート (Henry Cort)  (「パドル炉」の発明者)
  14. ベンジャミン・ハンツマン (Benjamin Huntsman)  (「るつぼ鋼」の発明者、製造者)
  15. 反射炉 (reverberatory furnace)
  16. 鋳鉄 (cast iron)
  17. キューポラ (cupola)  (鋳鉄を鋳造するための炉)
  18. パドル工程 (puddling)  (銑鉄から錬鉄を生成する工程、パドル炉)
  19. ベッセマー工程 (Bessemer process)  (銑鉄から錬鉄を生成する近代的な工程, 転炉)
  20. ヘンリー・ベッセマー (Henry Bessemer)  (ベッセマー工程を考案した人)
  21. ラップヒッタン (Lapphyttan)   (13 世紀のスウェーデンの高炉)
  22. ラスキル (Laskill)   (リーヴォール修道院の高炉があった場所)
  23. ウィールドの製鉄産業  (ウィールドの製鉄はローマ帝国の時代からあった)
  24. ウィリアム・レヴェット (牧師)  (ウィールドの大砲産業を作った人)
  25. コールブルックデール (Coalbrookdale)  (産業革命発祥の地)
  26. ウィルソンタウンの鉄工場 (Wilsontown Ironworks)  (熱爆風の使用)
  27. アビーデール産業村 (Abbeydale Indusctrial Hamlet)  (シェフィールドの鋼の歴史)
  28. 鉄法 (Iron Act)  (アメリカ独立戦争の一端となった英国の鉄の貿易に関しての法律)
  29. 加工硬化  (鉄をハンマーで打てば硬くなる)
  30. 中世ヨーロッパの技術  (製鉄のみならず色々な技術が登場)
  31. 三王国戦争  (日本語では「清教徒革命」として知られる史実、より自由な環境)

以上のページを読んでいくうちに気が付いたことを以下に記します。

鉄はどのようにして作られたか ?

鉄は自然界には酸化鉄や硫化鉄の形で存在しますが、 鉄は通常は酸化鉄から製造します。

酸化鉄から鉄を作るには酸素を奪えばよいだけです (還元)。 また自然界の酸化鉄には不純物が含まれ、これを除去する必要があります。 鉄の製造には直接工程と間接工程の 2 つがあり、昔の西洋で 使用されたのは直接工程です。これがどういうものであったのかを 理解しないと全体像が不明となります。

昔の西洋でもともと使用されたのは塊鉄炉 (bloomery) と呼ばれるものです。 ここに鉄鉱石 (赤鉄鉱) を砕いたものと木炭を入れて加熱します。 巧妙な点は鉄の溶融温度まで上げずに、その手前の温度を維持することです。 炉は密閉状態なので、これで一酸化炭素が発生し、一酸化炭素は酸化鉄の 酸素を奪い、これで鉄ができます。

一方、維持されている温度では鉄鉱石の中の不純物が流れ落ちます。 不純物がすべて流れ落ちてくれれば、これで鉄の誕生ですが、 半溶融状態となった鉄はスポンジ状のかたまりとなり、相互にくっつき、 その隙間にスラッグ (かなくそ) がかなり残ります。 できあがったものは花のような状態となり bloom (花) と呼ばれます。

2012年4月24日火曜日

仏教講義、1.釈尊の根本的教え (5)慈悲喜捨の冥想 (No5)


 ヒンズー教、イスラム教、キリスト教をはじめ、すべての宗教にたった一つの共通テーマがあります。
共通テーマというかどの宗教も同等に打ちだしているメッセージと言ったらいいか―それは「愛」という言葉です。 例えばヒンズー教であれば梵(ブラフマー)から出て梵に帰ることを教えますが、梵に帰るための人間の仕事は愛を実践することと説きます。 また、キリスト教とくれば言わずとも分かるように愛の心がその教えの中心となっています。
仏教でも、この愛という行為ないし言葉は否定しませんし、大切なものと教えるのです。

 この愛という感情を、仏教ではどう考えるか――。
たいていの宗教では病気治しを掲げることが多いようですが、病気治しをよく観察しておりますと、病気を治してほし い人も治そうとする側もやさしい気持がある人ほど治っていく率は高いようです。 子供が病気になった場合、母親は自分の身命を投げうっても何とか病気を治してあげたいと一心に祈ります。 このときの母親はもう教祖以上の慈悲そのものの存在です。
このように、私たちの心がきれいになり、自分以外の生命あるものすべてに対してやさしい心が作れるようになれば、自分の痛みだけではなく、他人の心の痛みまでをも自分の痛みとおなじように感じられるようになり、その心が自分の病気も他人の病気も治すことが出来るようになっていくのだ、と教えるのが仏教です。
このやさしい感情こそ人間だれにも必要な重要な"心"なのです。